フローセルの交換

フローセルの交換
Topic LCI-USG-0185, 最終更新日 08/19/2024

システムエラーを防ぐために、フローセルに汚れ、汚染、または詰まりが見られる場合は交換してください。

関連項目: Controlling Contamination in LC/MS Systems(『LC/MS システムにおける汚染の管理』)(715001307JA)

必要なツールおよび材料

  • 耐薬品性のパウダーフリー手袋
  • 1/4 インチのマイナスドライバー
  • HPLC グレードのメタノール
  • HPLC グレードの水
  • 交換用フローセル

検出器のフローセルを交換するには:

注:
  • フローセルの汚染を防ぐため、フローセルの取り扱い、取り外し、交換の際は、清潔で耐薬品性のあるパウダーフリーの手袋を着用してください。
  • フローセルの損傷を防ぐため、取り扱いには注意してください。フローセルを分解しないでください。
  1. 検出器の扉の右端をゆっくり引いて、手前に扉を開きます。
  2. 検出器のインレットとアウトレットチューブの接続を外します。
    1: フローセルの配置(検出器のドアを開いた状態)
    アウトレットチューブ
    フローセルアセンブリー
    フローセルハンドル
    つまみ付きねじ(3 個)
    インレットチューブ
  3. フローセルを取り外し、保管する前にフラッシュ洗浄します。
    1. ドライバーを使用して、フローセルアセンブリーの前面プレートにある 3 本のつまみ付きねじを緩めます。
    2. フローセルのハンドルを掴みアセンブリーをゆっくりと手前に引き出して、フローセルを取り外します。
    3. 保管する前に古いフローセルをフラッシュ洗浄することを、Waters は推奨します。使用していたサンプルおよび移動相に適合する溶媒を選択します。バッファーを使用していた場合は、HPLC グレードの水 10 mL でセルをフラッシュ洗浄してから、メタノールなどの表面張力の弱い溶媒 10 mL でフラッシュ洗浄します。
      必要条件: 使用する溶媒と前回使用した移動相が混和するか確認してください。
  4. 新しいフローセルを開梱して点検し、フローセルの種類がアプリケーションに適していることを確認します。
    注: フローセルを交換する際は、フローセルインレットチューブを、新しいフローセルに付属するチューブと交換します。
  5. 新しいフローセルを以下の手順で取り付けます。
    1. フローセルアセンブリーを開口部の正面に合わせてから、(セルフランジの前部の後面にある)2 つの位置合わせソケットがセルコンパートメントのピンにはまるようにゆっくりと挿入します。
      ヒント: セルを挿入する際は、そのドリップトレイが、コンパートメントのピンとセルフランジのソケットの位置が適切に合うように支援します。
      2: 検出器のフローセルアセンブリーの取り付け
      つまみ付きねじ(3 個)
      フローセルハンドル(下のラベルはセルの種類によって異なります)
      コンパートメント位置合わせピン(2 個)
      セルフランジ位置合わせソケット(2 個)
      フローセル ID チップ
      ドリップトレイ
      つまみ付きねじ(3 個、背面図)
    2. フローセルを挿入し続け、3 本のつまみ付きネジをバルクヘッドの穴にはめ込みます。
    3. つまみ付きねじを手で締め付けてから、ドライバーを使用してねじが締まっていることを確認します。
  6. インレットチューブをメインカラムの接続部およびフローセルインレットに接続し、アウトレットチューブをフローセルアウトレットに接続します。
  7. フローセルが脱気された透明な溶媒(アセトニトリルまたは水)で満たされており、気泡がないことを確認します。
  8. システムの電源を入れ直します。
  9. システムの電源を入れた後、タッチスクリーンで、保守 > 検出器のキャリブレート > キャリブレーションの検証をタップします。
    注: 検証が不合格の場合は、トラブルシューティングを行い、検証を再試行します。それでも検証が不合格の場合は、 保守 > 検出器のキャリブレート > 波長のキャリブレートをタップします。

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